
2020年7月28日(火)から29日(水)明け方にかけ、東北を中心に降り続いた記録的な大雨の影響で、山形県大石田町を流れる最上川中流で、午前0時10分、大雨警戒レベル5にあたる氾濫発生情報が発表され、最上川(もがみがわ)氾濫の情報が流れました。
7月28日(火)の17時20分ごろに、東村山郡中山町にある最上川の長崎水位観測所で、「氾濫危険水位」に達したのち、
山形県 最上川 氾濫発生の危険
最上川の長崎水位観測所(東村山郡中山町)では、28日17時20分頃に、避難勧告等の発令の目安となる「氾濫危険水位」に到達しました。市町村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をとって下さい。
雨情報https://t.co/0SloppaqyB pic.twitter.com/ywtvpEUKZw
— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) July 28, 2020
深夜3時頃、山形県大石田町横山の左岸付近において氾濫が発生ししました。
最上川、氾濫発生です。
夜間ですので、垂直避難を。 pic.twitter.com/dAo7W7Ufcq— m t m t (@ultrasoul322) July 28, 2020
【速報!!最上川中流で氾濫が発生】
最上川は、山形県大石田町横山の左岸付近において氾濫が発生しました。
直ちに、命を守る行動をとってください。#最上川 #氾濫 #大石田町 pic.twitter.com/R3PCLWo3dq— 日テレ【気象・防災】そらジロー (@ntvsorajiro) July 28, 2020
大石田町役場によると、1,028世帯、3,074人に避難指示が出され、29日午前4時現在で737人が避難しているといいます。
28日午後9時半ごろ、最上川の水が上がった山形県の大江町では、地区のほとんどの部分は水に漬かっていた。 大江町では、24時間に降った雨の量が180mmに達したほか、大蔵村や西川町では、土砂崩れなどにより、少なくとも283世帯720人が孤立状態になった。
(参照:Yahooニュース)
孤立してしまった地域もあるということで、心配ですね。。。
被災された方のご無事を願います。
今回は、大石田町・大江町・大蔵町をはじめ、最上川周辺にお住まいの家族や知人の無事を確認されたい方へも向けて、
・最上川の現在の水位
・最上川周辺のハザードマップ
・最上川周辺の道路交通情報
など、最上川周辺の現在の水位や交通状況などをすぐに確認できるよう、
記事をまとめました。
今はライブカメラという、リアルタイムに河川や道路交通情報など確認できる便利な機能がありますので、決して現場まで見に行くなどという危険な行為はお控え下さい。
最上川近隣の人が撮影したリアルな情報などもまとめてありますので、知人が最上川付近にお住まいだったり、現場の状況が気になる方は、
まずはこちらをご確認いただけましたらと思います。
目次
氾濫した最上川の場所を地図から確認
まず、氾濫した最上川の場所は、下記地図よりご確認することができます。
最上川(もがみがわ)は、山形県を流れる一級河川最上川水系の本川。流路延長229kmは、一つの都府県のみを流域とする河川としては、国内最長。流域面積は7,040km2で、山形県の面積の約75%にあたる。日本三大急流の一つである。(wikipediaより)
最上川の現在の水位をライブカメラ映像で確認
続いて、最上川の現在の水位をライブカメラ映像で確認してみたいと思います。
最上川の現在の水位は下記のサイトから、
ライブカメラで撮影されたリアルタイムな状況を知ることが出来ます。
国土交通省山形河川国土事務所のライブカメラ(リアルタイム)
こちらでは、最上川やその支川に設置されたライブカメラにより、最上川周辺のリアルタイムな河川状況を確認することができます。
<最上川上流とその支川>
置賜野川・置賜白川・吉野川・和田川・鬼面川・羽黒川
<最上川中流とその支川>
丹生川・白水川・乱川・寒河江川・須川・立谷川・月布川・朝日川
<最上川下流とその支川>
京田川・相沢川・立谷川・角川・鮭川・真室川・金山川・銅山川・最上小国川
また上記サイトより、赤川の情報も確認することができます。
最上川の現在の水位情報とライブカメラ確認
こちらのサイトでは、(天気・災害トップ > 河川水位情報 > 最上川と選択していただくと(ここでは選択済)、
最上川上流の「相生」から下流の「下瀬」まで、河川の水位情報を確認することができます。
確認できる地域は下記の通り。
上新田
糖野目
下田
西大塚
小出
菖浦
宮宿
中沢
中郷
長崎
蔵増
下野
稲下
大石田
堀内
清水
本合海
古口
高屋
臼ケ沢
砂越
遊摺部
両羽橋
下瀬
また、地図を拡大していただくと表示される、「カメラマーク」を押すと、その場所に設置されたライブカメラによる、河川のリアルタイムの状況を確認することができます。
最上川が氾濫すると、洪水や土砂災害などの影響で、道路が通行止めになる交通障害が発生しますので、水位情報や避難情報をもとに、暗くなってしまう前に避難できるよう、備えてください。
最上川周辺の現在の道路通行状況をリアルタイムに確認
最上川の氾濫により、洪水や土砂災害などの影響で、道路が通行止めになる交通障害が発生しています。
そんなときに、最上川周辺の道路交通情報をリアルタイムに確認できる方法があります。
それが、トヨタ自動車が提供する、「通れた道マップ」が便利です。
トヨタ自動車が提供する通れた道マップ
「エリアを選ぶ」から地域を選び、
(災害地域が優先して表示されるようになっています)
・渋滞は赤、
・混雑は黄色、
・交通規制は黒と、通行止めは×で表示されます。
マップ上にカメラマークが出てくれば、ライブカメラから実際の道路交通状況も確認することが出来ます。
最上川近隣のハザードマップ
大石田町 最上川中流氾濫
夕方から町内放送やエリアメールで避難を呼びかけてました
20時30分には避難場所も増え 普段は静かな町内が車が忙しなく移動して避難していました
高齢者が多い町ですので想い入れも強いと思いますが まずは命を守る行動を#最上川#最上川氾濫 pic.twitter.com/prQsh6DUQd— ペンた (@D7yixZWfNIyTIN1) July 28, 2020
最上川水系上流のハザードマップ
●(最上川上流)山形河川国道事務所 浸水想定区域
最上川水系中流のハザードマップ
●(最上川中流) 新庄河川事務所 浸水想定区域
http://www.thr.mlit.go.jp/shinjyou/01_bousai/sinsui/sinsui.html
最上川水系下流のハザードマップ
●(最上川下流)酒田河川国道事務所 浸水想定区域
http://www.thr.mlit.go.jp/sakata/river/bousai/sinsui/mogamikaryu.html
備えは直前では慌ててしまうので、
事前にリュックにまとめておきたいですね。
他には体拭きシートや簡易まくら、耳栓なども、
持って行けばよかったとの意見が多かったです!
小さな赤ちゃんがいるご家庭は、おむつのストックや、普段からレトルトのベビーフードなども常備しておくと安心です。
最上川周辺のSNSのリアルタイムな情報
こちらは撮影当時の情報になりますので、
投稿日時をご確認くださいませ。
朝から何十回もうるさい!!
警戒レベル4ってやばいんだっけ❔
見に行くかな🏞
最上川氾濫したら終わりや pic.twitter.com/DMbXz50dkp
— ビッグニート (@pontaro69z) July 28, 2020
山形県大蔵村清水にある清水排水樋管(しみずはいすいひかん)付近の「最上川(もがみがわ)」です。画像左が現在、画像右が通常時の様子です。
【氾濫発生】最上川清水排水樋管ライブカメラ(山形県大蔵村清水) https://t.co/5742qIS1pR #氾濫発生 #河川氾濫 #氾濫 #最上川 #最上川氾濫 #ライブカメラ pic.twitter.com/KLEIeXTjjj— ライブカメラDB (@livecam_db) July 28, 2020
山形県、最上川氾濫の被害状況。2020年7月29日4時40分頃
。 pic.twitter.com/PxnmuB9uGH— りのしー (@gd256) July 28, 2020
山形県大石田町
最上川、氾濫現場の手前の橋より引きで撮影 pic.twitter.com/iOWY2Tw8of— さいとう (@lymstol) July 28, 2020
山形の実家から送られてきた。最上川氾濫してる。 pic.twitter.com/d4NFborilp
— ちゃこ (@chacochaco159) July 28, 2020
山形県、最上川氾濫の被害状況。2020年7月29日4時40分頃
。 pic.twitter.com/81HwmD5tJ9— りのしー (@gd256) July 28, 2020
「一面が海」山形県の記録的大雨で大石田町付近で最上川氾濫、一夜明け判明した浸水冠水被害の様子7/29 - NAVER まとめ https://t.co/9winVWbWYn #最上川 #山形大雨 pic.twitter.com/TrCDpY4Dca
— 児島 健太 (@kojikoji_m) July 28, 2020
氾濫危険水位に達してから氾濫までの様子がリアルタイムに伝えられていて、水の勢いは本当に一瞬のことで、恐ろしいです。
また、インターネットが繋がらなくなり、知りたい情報が得られない!
自宅避難で夜中に停電、真っ暗になってしまった、
などの声も多くありましたので、情報を得る手段として、非常灯付きラジオなどの備えは最低限準備しておかれた方が良さそうだと痛感しました。
最上川氾濫で現在の水位まとめ
大雨が落ち着いた後も油断は禁物です。
時間差増水という言葉があるように、上流で増水した水が時間差で、川の下流で、雨が弱まった後に水位が上昇することがあります。
上流、中流で氾濫があれば、必ず下流にも流れてくると考え、警戒が必要です。
また、大雨が降った地域では、地盤がゆるんでいます。雨がやんでも土砂災害などの二次災害が起きやすい状態になっているため、警戒を続ける必要があります。
下記のサイトが参考になりそうでしたので、載せておきます。
また、下記NHKの防災アプリでも、リアルタイムの情報をご確認いただけ、便利です。
https://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/index.html
今後も、災害大国の日本で暮らす以上、備えは必要です。
水位情報に注意して、避難勧告が出たらすぐに避難(困難な場合は垂直避難)できるように準備と、近隣住人同士も声をかけ合って、命を守る行動を第一にしてくださいね。
こちらの記事が少しでもお役に立てましたら幸いに思います。