2020年10月5日午前9時、台風14号(チャンホン)が発生しました。
※2020年10/8 10:00情報を更新しました。
発生当時の様子↓
【2020/10/5-10:45 TBC気象台】午前9時、日本の南の海上で台風14号が発生しました。予報円がまだ非常に大きく、進路が定まっていませんが、今週後半以降、本州に近づいてくる可能性もあります。今後の情報に注意して下さい。 pic.twitter.com/uJ4jtkXvKq
— tbc東北放送 防災減災・災害情報 (@TBC_saigai) October 5, 2020
Tropical Storm #ChanHom this morning near Japan. Forecast to intensify into a typhoon later this week. #台風14号 pic.twitter.com/mWVHe244bk
— Zoom Earth (@zoom_earth) October 5, 2020
その後の進路予想↓
台風14号 8日明け方に大東島 9日以降 西日本に近づくおそれ #nhk_news https://t.co/jcWZMYkcMY
— NHKニュース (@nhk_news) October 7, 2020
今年は台風の上陸が少なく、ピークシーズンも過ぎ、もう安心かと思っていた矢先のニュース。
台風14号は、日本の南をゆっくりと北に進んでいますが、現時点ではまだ進路や勢力に関して不確定な部分が大きく、予報円が非常に大きくなっています。
そこで今回は、台風14号(チャンホン)が現在どこにあるか、リアルタイムの情報を知りたい方へ向けて、
・台風14号の米軍進路予想
について、一目で確認できる方法をご紹介させていただきます!
台風14号チャンホン(2020年)の現在地はどこかリアルタイムで知る方法
台風14号に名付けられたチャンホン(Chan-hom)
2000年に台風委員会により制定された台風のアジア名(国際名)の1つ。
順番は76。
命名国はラオスで、樹木の名前(ビャクダン)に由来しています。
台風14号の現在地が今どこかは、「Windy」というサイトで、リアルタイムの状況を知ることができます。
チェコのメテオブルーという企業が公表したデータをもとに作成されていて、信頼度が高く、下記のように、世界中のリアルタイムの風や雨雲の動きを視覚的に見ることができます。
現在はアプリも提供されていて、見たい地名を入力すれば、ピンポイントでリアルタイムの風の状況やその他様々な項目(下記に詳細)を全て確認することができますので、
ぜひ、活用してみてくださいね。
こちらに、現在のリアルタイムな風の状況が表示されています。
進路予想につきましても、Windyの下部のバーをずらしていただいても、今後の進路予想を見ることができます。
標準では風の流れを表示するようになっていて、
(薄い青<緑<黄色<赤い<紫<青) の順に風の強さが表示されます。
・画面下のバーをずらしていただくと、9日先までの、今後の進路予想を見ることができます。
(一番左側赤再生ボタンを押していただくと、今後の進路予想を自動再生できます)
・風
・風速
・累積風量
・雨、雷
・累積雨量
・新雪
・新雪深
・降水量タイプ
・雷雨
・露点
・湿度
・凍結高度
・雲
・上層雲
・中層雲
・下層雲
・雲頂
・クラウドベース
・視界
・CAPE指標
など、聞いたことのない項目まで、実に多くの指標をチェックすることが可能です。
試しに、指標を雨に変えて、下部のバー先の日に動かしてみました。(2020年10月8日09:00現在)
10/9 23:00頃の雨量予想図
四国南部に接近し、西の本で雨風が強まる予報が出ています。
10/10 23:00頃の雨量予想図
10/11 20:00の雨量予想図
11日20:00時ごろには、関東の東京、千葉、埼玉、茨木など、広い範囲で大雨になると読み取れます。
上記の予報図は2020年10月8日09:00現在のものなので、随時変わっていきますが、
このように、お住まいの地域のリアルタイムの状況・予想図を確認できますので、随時確認して、十分な対策をしてくださいね!
台風14号(2020年)の米軍進路予想
米軍合同台風警戒センター(通称JTWC)は、アメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。
アメリカ軍のために製作されたツールですが、誰でもアクセス可能で、情報が早く、精度の高さでよく検索されていますので、米軍の進路予想図をご紹介させていただきます。
【10/5 9:00の米軍進路予想図】
米軍の予想進路図(JTWCより引用)
西へ向かうコースになっていますが、まだ予想が定まらず大きな予報円です。
【10/6 03:00の米軍予想進路図】
【10/6 15:00の米軍予想進路図】
【10/7 03:00の米軍予想進路図】
奄美列島を横断するコースになっています。
【10/7 21:00の米軍予想進路図】
今回の台風14号はスピードが非常にゆっくりなため、まだ予想に幅はあるものの、8日には大東島に接近し、週末東日本への上陸も懸念されています。
離れていても、雨風に注意です。
日本語で確認されたい方は、下記気象庁サイトがおすすめです。
地域別に表示することも可能です。
台風14号チャンホン(2020年)の影響・威力と大雨の心配は?
tenki.jpによると、
台風14号は、きょう午前6時現在、日本の南にあります。中心の気圧は996hPaで、中心付近の最大風速は20m/s。ゆっくりと北へ進んでいます。今後、発達しながら西北西へ進み、8日には沖縄の大東島地方に接近する見込みです。
沖縄は、あす7日には北風が次第に強まり、大東島地方の沿岸の海域は大シケとなるでしょう。大東島地方では8日には暴風となりそうです。
台風の、その先の進路や、進む速度の予想には、かなりの幅がありますが、9日頃からは西日本から東日本付近へと進んできそうです。また、台風の北側に延びる秋雨前線が活発化することで、台風から離れていても大雨になるおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。
令和02年10月08日08時45分 発表
<08日08時の実況> |
|
大きさ | – |
強さ | 強い |
存在地域 | 奄美市の東約330km |
中心位置 | 北緯 27度55分(27.9度) |
東経 132度50分(132.8度) | |
進行方向、速さ | 北北西 15km/h(8kt) |
中心気圧 | 970hPa |
中心付近の最大風速 | 35m/s(65kt) |
最大瞬間風速 | 50m/s(95kt) |
25m/s以上の暴風域 | 全域 95km(50NM) |
15m/s以上の強風域 | 東側 440km(240NM) |
西側 390km(210NM) | |
<08日18時の予報> |
|
強さ | 強い |
存在地域 | 種子島の南東約260km |
予報円の中心 | 北緯 29度00分(29.0度) |
東経 133度00分(133.0度) | |
進行方向、速さ | 北 15km/h(7kt) |
中心気圧 | 965hPa |
中心付近の最大風速 | 35m/s(70kt) |
最大瞬間風速 | 50m/s(100kt) |
予報円の半径 | 65km(35NM) |
暴風警戒域 | 全域 175km(95NM) |
<09日06時の予報> |
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強さ | 強い |
存在地域 | 種子島の東約210km |
予報円の中心 | 北緯 30度05分(30.1度) |
東経 133度05分(133.1度) | |
進行方向、速さ | 北 10km/h(6kt) |
中心気圧 | 960hPa |
中心付近の最大風速 | 40m/s(75kt) |
最大瞬間風速 | 55m/s(105kt) |
予報円の半径 | 95km(50NM) |
暴風警戒域 | 全域 220km(120NM) |
<10日03時の予報> |
|
強さ | 強い |
存在地域 | 四国沖 |
予報円の中心 | 北緯 31度35分(31.6度) |
東経 134度00分(134.0度) | |
進行方向、速さ | 北北東 10km/h(6kt) |
中心気圧 | 965hPa |
中心付近の最大風速 | 35m/s(70kt) |
最大瞬間風速 | 50m/s(100kt) |
予報円の半径 | 165km(90NM) |
暴風警戒域 | 全域 280km(150NM) |
<11日03時の予報> |
|
強さ | – |
存在地域 | 関東地方 |
予報円の中心 | 北緯 35度00分(35.0度) |
東経 139度55分(139.9度) | |
進行方向、速さ | 北東 30km/h(15kt) |
中心気圧 | 975hPa |
中心付近の最大風速 | 30m/s(60kt) |
最大瞬間風速 | 45m/s(85kt) |
予報円の半径 | 260km(140NM) |
暴風警戒域 | 全域 340km(185NM) |
<12日03時の予報> |
|
強さ | – |
存在地域 | 日本の東 |
予報円の中心 | 北緯 38度05分(38.1度) |
東経 149度00分(149.0度) | |
進行方向、速さ | 東北東 35km/h(20kt) |
中心気圧 | 980hPa |
中心付近の最大風速 | 30m/s(55kt) |
最大瞬間風速 | 40m/s(80kt) |
予報円の半径 | 480km(260NM) |
(気象庁HP 2020年10月08日8:45発表)
台風の速度が非常にゆっくりなため、進路予想も日々変化していますが、10月8日現在の予想では、9日頃から西日本付近へ近づいてきそうです。
また、台風の北側に延びる秋雨前線が活発化することで、台風から離れていても大雨になるおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。
台風14号チャンホン(2020年)現在の状況SNSの声・反応
台風14号の速度
『ほとんど停滞』
絶対に動くな(*`Д´)ノ!!!#コイツのおかげで予定が台無し#消えて無くなれ pic.twitter.com/dOSd4VsOxZ
— Ducati&ninja てんきち 【我が名はバイク乗り】 (@DTenkichi) October 5, 2020
おはようございます。
昨日台風14号が発生し、9日から10日にかけて西日本に近づく可能性があるそうです。
去年のちょうど同じ頃台風が上陸し、関東甲信越、東北地方に甚大な被害をもたらしたことが思い出されます。
今年はそのようなことになりませんように。心から祈ります。
良い一日を。
— 森高けい。 (@moritaka_kei) October 5, 2020
yo what literally is this typhoon? Number 14 could explode to be a massive sized storm? #Typhoon #台風14号 pic.twitter.com/S1Dg1enjV5
— Zach Phoenyx ???????? (@phx787) October 5, 2020
海外の方のコメントの中には、予報円が威力の大きさと捉えられているものもありましたが、
こちらは予想が特定できないためにこの大きさになっただけで、実際の威力の大きさではありません。
確かに、パッと見ると、円が大きくてビックリしますよね。
昨年の台風19号の大雨では、筆者の住む千葉県でも短時間で約1か月分の雨量を記録し、土地の低いところでは、駐車場に停めてあった車も水没しました。
道路の排水溝が溢れ、家の中でも、お風呂やトイレもポコポコと音を立てて逆流してきそうになりました。
ビニール袋に水を張って水嚢を作り、水の逆流を抑えるとよいですよ!
断水になるとトイレも使えないので、我、が家では被災して以降は、台風の前には停電に備えて浴槽に水を張っておき、水と非常用トイレは常に常備してあります!
コロナも収束しないなか、台風に地震に、と、災害大国日本の宿命なのでしょうか。。
皆様、どうか最大限の備えをしてくださいね。
2年前の台風21号では、3日間~1週間停電したところもありましたので、ポータブル電源などもあれば心強いですね。
高価ですが、現在は大分価格が下がってきています。
筆者の近所でも、2019年の台風15号では電柱が倒れ、10日近くも停電が続いたところもありましたので、
あるとないのとでは、心のゆとりが違います。
近年の台風は年々被害も規模が大きくなっていると思いますので、備えすぎるくらいでも良いのではないでしょうか。
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