2020年7月14日午前5:41頃、
広島県から島根県へとまたがる、江の川(ごうのかわ)が氾濫危険水位を超えたとの情報がありました。
【広島県 江の川上流氾濫危険情報 2020年07月14日 05:41】
【警戒レベル4相当情報[洪水]】江の川上流では、氾濫危険水位に到達し、氾濫のおそれあり
[避難判断水位超過]吉田(安芸高田市)、粟屋(三次市)
[氾濫危険水位超過]尾関山(三次市)— 特務機関NERV (@UN_NERV) July 13, 2020
その後午前9時半ごろ、江津市の川平地区と桜江町田津地区付近で、江の川の氾濫が発生、
5段階の警戒レベルのうち、最も高いレベル5にあたる氾濫発生情報を発表され、最大級の警戒を呼びかけています。
【速報】島根・江の川に氾濫発生情報「レベル5相当」発表 #島根県 #江の川 #氾濫発生情報 pic.twitter.com/uLwsqM7Vkx
— TBS NEWS (@tbs_news) July 14, 2020
【速報】島根県を流れる #江の川 で、「#氾濫発生情報」が発表されました。 pic.twitter.com/uQp4fdPwi8
— TBS NEWS (@tbs_news) July 14, 2020
[blogcard url=”https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200714/k10012514211000.html”]
そこで今回は、
・江の川の現在の水位
・江の川周辺のハザードマップ
・江の川周辺の道路交通情報
について知りたい方向けに、記事をまとめました。
今はライブカメラという、リアルタイムに河川や道路交通情報など確認できる便利な機能がありますので、決して現場まで見に行くなどという危険な行為はお控え下さい。
江の川近隣の人が撮影したリアルな情報などもまとめてありますので、知人が江の川付近にお住まいだったり、現場の状況が気になる方は、
まずはこちらをご確認いただけましたらと思います。
江の川の氾濫場所を地図から確認
中国地方の大きな河川で氾濫の危険が高まっています。広島県の太田川、広島から島根にそそぐ江の川
安佐北区安佐町付近では川の水があふれんばかりに増水しています。おそらく壬辰橋付近
島根県は雨のピークを過ぎてから江の川が警戒レベル4に上昇
避難が可能なうちに安全な場所へ移動してください pic.twitter.com/kQYBxI9vmY— 太田景子 (@keikoota21) July 13, 2020
まず、氾濫危険水位に達した江の川の場所は、下記地図よりご確認することができます。
中国地方の大きな河川で、広島県から島根県にまたがっていることがわかります。
江の川の現在の水位をライブカメラ映像で確認
続いて、江の川の現在の水位をライブカメラ映像で確認してみたいと思います。
江の川の現在の水位は下記のサイトから、
ライブカメラで撮影されたリアルタイムな状況を知ることが出来ます。
国土交通省浜田河川国道事務所ライブカメラ(リアルタイム)
こちらでは、各地域(下記)に設置されたライブカメラにより、江の川と高津川のリアルタイムな河川状況を確認することができます。
<江の川の観測所一覧>
川平水位観測所
江の川取水場
下の原排水樋門
川本水位観測所
都賀大橋
宇都井大橋
<高津川観測所>
4か所ご確認いただけます
江の川の水位情報確認
こちらのサイトでは、河川の水位情報の確認ができます。
カメラマークを押すとライブカメラによる河川のリアルタイムの状況を確認することができます。
江の川が氾濫すると、洪水や土砂災害などの影響で、道路が通行止めになる交通障害が発生しますので、水位情報や避難情報をもとに、いつでも避難できるよう、備えてください。
江の川周辺の道路通行状況をリアルタイムに確認
江の川が氾濫すると、洪水や土砂災害などの影響で、道路が通行止めになる交通障害が発生します。
そんなときに、江の川周辺の道路交通情報をリアルタイムに確認できる方法があります。
それが、トヨタ自動車が提供する、「通れた道マップ」が便利です。
トヨタ自動車が提供する通れた道マップ
「エリアを選ぶ」から地域を選び、
(災害地域が優先して表示されるようになっています)
・渋滞は赤、
・混雑は黄色、
・交通規制は黒と、通行止めは×で表示されます。
江の川近隣のハザードマップ
江の川洪水ハザードマップ(川本町)
こちらでは、島根県川本町作成の、江の川洪水ハザードマップを確認いただけます。
こちらは安芸高田市作成のWEBハザードマップです。
備えは直前では慌ててしまうので、
事前にリュックにまとめておきたいですね。
他には体拭きシートや簡易まくら、耳栓なども、
持って行けばよかったとの意見が多かったです!
小さな赤ちゃんがいるご家庭は、おむつのストックや、普段からレトルトのベビーフードなども常備しておくと安心です。
江の川周辺のSNSのリアルタイムな情報
こちらは撮影当時の情報になりますので、
投稿日時をご確認くださいませ。
広島県三次市三次町の江の川が、氾濫危険水位に達し、依然として上昇中です。
下記は三次市三次町の尾関山ライブカメラ画像です。
左は5時20分、右が今のです。https://t.co/ThL1s4pq6m pic.twitter.com/54wgxcMaTI— 晴川雨読 (@Seisenudoku) July 13, 2020
5年前まで住んでたから分かるけど、この水位は怖い。河川敷の公園とか駐車場とかアソビの部分は水没してて余裕ない。
どうか、無事に乗り越えられますように。#広島県 #三次市 #巴橋#江の川 #馬洗川 pic.twitter.com/K0MNAn50p6— さとし嵐場????広島福山 (@1011satosshi) July 13, 2020
江の川!!!
もう漏れとる☔️
氾濫や決壊の定義がわからん…
雨が上がってもまだ増えるよ!!
気をつけて欲しい!#周りに声かけて #避難して— 板垣 安宏 フジプレコン*いたさん????プロ野球開幕⚾️見れるだけで楽しい〜???????? (@itayasu1975) July 13, 2020
実は再び島根に来てたんですが、まさかの江の川氾濫!高台なので安全だけど、道が冠水で身動きとれず。上流は落ち着いたらしいので昼にはでれるかな〜 pic.twitter.com/TN43UwofqD
— toshi tanaka (@toshiubud) July 14, 2020
今年も実家付近は大雨で水浸しのようです。案の定、田んぼの様子を見に行く母。毎年毎回氾濫した川の様子を、田んぼの様子を見に行くといって亡くなった人がいるのに、なぜ見に行くのか。「ダメ!絶対!田んぼ見に行く!」#江の川 #水害 #美郷町 pic.twitter.com/CjTinhkcEy
— はちまがりいちこ (@mn1118) July 14, 2020
【島根県 江の川 氾濫発生】
<警戒レベル5(洪水)>14日9時30分、江の川下流では、江津市川平(左岸)、島根県江津市桜江町田津(左岸)付近において氾濫が発生しました。流域にお住まいの方々は直ちに命を守る行動を。既に周囲に水が溢れ、避難が困難な場合は建物の2階以上へ垂直避難を! pic.twitter.com/na4oiutavS— 大竹(気象予報士) (@ohtakepapa) July 14, 2020
あんまりテレビで報道されないのでこの場をお借りして。
江の川水系上流部の西城川です。
明日も雨が降るようなので江の川付近引き続きお気をつけてください。
どうか皆さんご無事でありますよう。 pic.twitter.com/M2y1bRWMri— 農民 (@noumin_1994) July 14, 2020
局部的にですが、ただいま、災害が発生しております。#江の川#氾濫 pic.twitter.com/J2KkrtClTc
— まねきつね@気象病 (@kimiko1125) July 14, 2020
島根・江の川で氾濫発生https://t.co/XwUln7ixrD
14日、島根県内を流れる江の川下流で氾濫が発生しました。江津市の川平地区と桜江町田津地区を流れる2カ所で氾濫しているということです。市は、8地区約3200世帯の約6千人を対象に避難指示を出しています。(内) pic.twitter.com/VaxfFiX94X
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) July 14, 2020
島根県邑智郡川本町の友人が撮影した写真。1枚目(左)は14日10時半頃。道路のガードレールがかろうじて見えている。
2枚目は13時半頃、ガードレールは水没。
江の川の川本の水位は下がりつつありますが、この付近水が引くまであと1~2時間かかりそう。堆積物の撤去をしないと国道261号は通れないか。 pic.twitter.com/F4Gis7mRYS— 向瀬 慎一⚡︎ (@mukose3) July 14, 2020
♯江の川 氾濫 川は建物奥を流れている。建物を迂回して水が流れこんでいる。 pic.twitter.com/HIUCsUOAVi
— ちよっぴ丼 (@chiyoe10041004) July 14, 2020
14日12時現在、雨は収まっていますが、江の川下流では氾濫が発生しています。
江津市の観測所では氾濫危険水位を超えていて、水位は今も上昇中です。今夜遅くまでは川の増水、氾濫に厳重な警戒を続けてください。
夕方までは土砂災害にも警戒が必要です。 pic.twitter.com/AXIxKpRWR0— 田井 杏佳(気象予報士) (@kyoka_tenki) July 14, 2020
江の川13:07(島根県江津市松川町長良)。いまだ水位は上がり続けている。もう国道261がどこかわからない。道路向こうに見えていたボックス(携帯基地局だそうです)も水没。画像左側が上流。https://t.co/k8lRqOCXHC pic.twitter.com/MVtN1TZODQ
— 上川瀬名 (@Yokohama_Geo) July 14, 2020
江の川のライブカメラみたら、えげつない増水…1枚目は通常時
早くおさまって!! pic.twitter.com/4fG42kKEJg— みるこ (@pchan_dak303) July 14, 2020
まとめ
大雨が落ち着いた後も油断は禁物です。
時間差雑炊という言葉があるように、上流で増水した水が下流に到達するまでには、時間差があるため、川の下流では、雨が弱まった後に水位が上昇することがあります。
また、大雨が降った地域では、地盤がゆるんでいるため、雨がやんでも土砂災害などの二次災害が起きやすい状態になっているため、警戒を続ける必要があります。
下記のサイトが参考になりそうでしたので、載せておきます。
[blogcard url=”https://tokusuru-bosai.jp/refuge/refuge02.html”]
また、下記NHKの防災アプリでも、リアルタイムの情報をご確認いただけ、便利です。
https://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/index.html
江の川近隣にお住まいの皆さま、
水位情報に注意して、避難勧告が出たらすぐに避難(困難な場合は垂直避難)できるようにご準備と、命を守る行動を第一に、どうか、ご無事でいてください。
こちらの記事が少しでもお役に立てましたら幸いに思います。