常にハッピーな笑顔を見せてくれる、とぉーってもキュートなクオッカは、
「世界一幸せな動物」と言われ、オーストラリアの一部の島にだけ生息する珍しい生き物ですが、
あの人気アニメーション番組ポケモンの「ピカチュウのモデルになった動物」とも「ピカチュウのいとこ」とも言われています。
そこで今回は「クオッカはピカチュウのモデルって本当?笑顔に癒される画像まとめ」ど題してリサーチしてみました!
クオッカはピカチュウのモデルって本当?ピカチュウ誕生秘話
ピカチュウ誕生秘話を調べてみると、ポケモン発売から22年経ってから公開された、興味深い対談がありました。
ピカチュウ誕生に携わった主要な人物は、現在取締役で当時キャラクターをデザインしていた杉森健さんと、
当時ゲームプランナーとしてフィールドマップやポケモンの出現率・強さなどのデータ設計を主に担当した西野弘二さん。
そしてピカチュウをデザイン、命名したのは、ポケットモンスターを製作した株式会社ゲームフリークの社員さんだった、にしだあつこさんという女性(現在フリーイラストレーター)でした。
ピカチュウのモデルとなった動物はクオッカ?
とてもかわいらしいピカチュウ。
にしださんによると、
「でんきタイプ」「2回進化する」というオーダーを受け、キャラクターをデザインしたそうです。
にしだ:紙にイラストを描くようなことはせず、いきなりパソコンの画面にドットを打っていきました。頭と体の区別がない「大福」のような生き物の顔をドット絵で……。
当時、私にリスのブームが来ていて(笑)。リスを飼ってはいなかったんですが、動きがコミカルで飼いたいと思っていました。そこで、ほお袋に「でんき」を貯められたらいいなって閃いたんです。
ハムスターだとエサをためると体全体がまるくなるんですが、リスはほお袋だけ丸くなるんですよ。
(引用:https://www.pokemon.co.jp/corporate/pikachu/)
ということで、
モデルとなった動物はクオッカではなく、どうやら「リス」のようですね。
でも確かに、
・ずんぐりむっくりな体形
・後ろ足で立つ姿
などがクオッカに似ているようにも見えますよね。
ポケモンが世界的なブームとなり、
ピカチュウも世界中で愛されるキャラクターにまでなった末に、
クオッカを見た人たちの間で、
ピカチュウに似てる!!
→
ピカチュウのモデルはクオッカでは?
と噂がひとり歩きしてしまったのかもしれませんね。
ピカチュウの名前の由来はねずみ?
こちらも対談から判明しました!
にしだ:「でんきタイプ」なので、電気が光る「ピカ」って感じで考えて。「チュウ」は、ねずみを意識していたわけじゃないんですけど、響きで決めたというか、大きさも含めて、いろんな要素を組み合わせて思いついた名前でした。
杉森:ねずみポケモンっていうのは後付けでしたね。設定のテキストを書いた田尻(※)がそう決めたはずです。
(※株式会社ゲームフリーク代表取締役、田尻智氏)
ということで、ピカチュウの名前の由来はねずみから来ていたのではなさそうですね。
ねずみポケモンというのも、どうやら後付けだったようです。
ピカチュウにそっくりなクオッカの癒し画像まとめ
ピカチュウのモデルはクオッカではなかったという事がわかりましたが、
それでも、二頭身で愛らしい外観はピカチュウもクオッカも共通ところがあって大人気。癒されますよね。
そんな、人懐っこくて萌え要素満載な、クオッカの可愛い画像をまとめてみました!
今日のクオッカアイランドには6頭のクオッカが出ています。
曇り空のためか活発に展示場を移動する様子も見られました。
#クオッカ pic.twitter.com/dz298gjjGT— 埼玉県こども動物自然公園【公式】🐨 (@saitamazoo_tw) July 8, 2023
少ししっとりなクオッカ。
雨が弱くなりました。柵近くでゆっくり枝葉をたべる個体もいて観察のチャンスです。
#クオッカ pic.twitter.com/NV24CgPSfG— 埼玉県こども動物自然公園【公式】🐨 (@saitamazoo_tw) July 1, 2023
野生のクオッカに会えるのはロットネスト島のみ!
そういえばロットネスト島も最高だった。時間足りんかった pic.twitter.com/JoVOm4Knei
— YUKI & KEN in🇲🇪 (@y_inaus) January 10, 2023
西オーストラリア州にあるロットネスト島は、青く透明な海に囲まれ、美しい白浜の絶景ビーチが点在し、島全体がA級自然保護区に指定される国立公園。
野生のクオッカに出会えるのは世界でこの島だけ。
クオッカは絶滅危惧種の動物で、一時期、キツネや猫に襲われて絶滅寸前まで減りましたが、保護政策によって住みやすい場所になり、少しずつ数が増えてきています。
ロットネスト島という名前は、オランダの探検家が島に上陸した際、クオッカをネズミと勘違いし、「ネズミの巣」と名づけたことに由来するそうですよ!
希少動物で、ぬいぐるみのようにかわいいクアッカワラビーを求めて、わざわざロットネスト島を訪れる人も多いほどでした。
ピカチュウにそっくりなクオッカの特徴・生態
クオッカはクアッカワラビーともいって、カンガルーやワラビーなどの仲間に分類されています。
クオッカは人間をこわがらず、逃げません。
動物好きの私が初めてクオッカを知ったのはこの兄貴の自撮り写真です。埼玉行きてぇ…。#クリヘム pic.twitter.com/YiyMx23DDR
— てんてこまいだ (@pro_yakisoba) July 2, 2020
また、クオッカは本来夜行性で、夕方前から翌朝にかけて活発に行動します。
人懐っこいので間近で観察でき、現地ではエサをあげたり触ったりするのは禁止されていますが、一緒に写真を撮ることができるそうですよ。
感情も豊かで、いつも笑っているような表情のかわいい動物は世界的にめずらしく、笑顔で人の心を癒してくれますね!
クオッカの性格や特徴は?
クオッカは体長は40~55センチ程度。
クオッカは一夫多妻制でお父さんは子育てをしません。カンガルーなどと同じ有袋動物で、赤ちゃんはお母さんのお腹の袋の中で育ちます。
子供は約1歳で大人になって、寿命は約10歳といわれています。
クオッカは葉っぱを食べる草食動物で、大きなニアウリの木の葉っぱが大好物です。
ロットネスト島にある植物のほとんどの葉っぱを食べ物にしていて、葉っぱが少なくなる季節に向けてしっぽの部分に脂肪を蓄えます。
また、基本的にクオッカは葉っぱから水分を吸収していますが、水たまりの水を飲むこともたまにあります。
まとめ
・ピカチュウのモデルはクオッカではなかった
・ピカチュウのモデルはリス
・ピカチュウの名前の由来はネズミではなく音の響きからだった
・ピカチュウがねずみポケモンというのは後付け