「育児休業給付金はずるい」との声が上がる中、その背景や理由をSNSの声から詳しく探っていきます。
迷惑と感じられてしまう理由、退職や復帰に関する問題、会社の対応、育休のもらい逃げと言われてしまうなど、様々な角度からの意見や問題を、現状を深く掘り下げて考察します。
育児休業給付金はずるい?世間の反応と意見・体験談
制度を利用することに対して否定的な意見を持っていないとの声が多い一方で、
一部の人々からは、ずるい、迷惑という意見もありました。
・長期の休業を取ることは職場の他のメンバーに負担をかける
・上司や同僚から仕事に対する意識が低いと見なされる
育児休業給付金を延長する目的の人をずるいという意見も。
こちらの投稿は話題になり、議論が繰り広げられていました。
全体的に、国の制度なのだからずるくはない!という意見が多かったです。
中でも、下記の意見にはスカっとさせられました。
育児は社会というシステムのなかで働いていると言えて、社会的な制度からお金もらってるのだから、堂々と働いてお金もらってるよ。
(むしろ将来のリターンからすれば薄給よ)
うん。ナイスな返しですね(^^)
そもそもの制度を理解していないから、「育児休業給付金がずるい」という意見が出てしまうのでは?という意見も。
「育児休業給付金」が会社が支払うものと勘違いして、休業中もお給料がもらえて「ずるい」と思ってしまう人も一定数はいるみたいですね。
「育児休業給付金」の財源は雇用保険。
育児休業給付金の財源は雇用保険。会社は給与も社保も払わないので、金銭的な負担はないという国の制度を使っているので、決してずるくはないはずです。
第1子出産後の育児休業中に第2子を妊娠した女性が、育休明け1か月で再度育児休業を取得したところ、同期社員から「長期の休業は後輩に迷惑をかける」との意見を受けた。
という意見も見かけましたが、「自分が近い将来そうなるかもしれない」、「そうなった時に助かる制度がないとどうなるか」、を想像して発言には気をつけたいですね。
育児休業給付金制度の現状と利用状況
育児休業制度が定着しており、最近では長期にわたる休業を取得するケースが増えている。
あるSNSでは、二度の出産と夫の海外赴任のため、計7年以上育児休業を取得した女性の声が寄せられ賛否話題になりましたね。
育児休業給付金制度とは
- 育児休業を取得した労働者に対して支払われる給付金。
- 労働者は子どもの成長に貢献することができる。
2019年度の育児休業取得率の現状
性別 | 取得率 |
---|---|
男性 | 6.16% |
女性 | 82.2% |
給付金の支給額
- 育児休業期間中の前賃金の2/3に相当。
育児休業給付金制度の認知度
対象者 | 認知度 |
---|---|
女性正社員 | 9.7割 |
男性正社員 | 9割弱 |
女性非正社員 | 9割弱 |
男性労働者の育児休業取得に関する実態
- 約4割が「育児のための休暇・休業を希望していたが、育児休業を取得できなかった」と回答。
- 育児休業取得の希望が十分かなっていない現状が存在。
育児休業給付金制度の目的と推奨される利用方法
育児休業制度の目的は「育児のため」ではなく「働き続けるため」であるため、職場復帰後の働き方を考慮して休業を取得することが推奨されています。
育児休業給付金制度の目的
- 育児休業を取得した労働者への給付金
- 目的:子どもの健やかな成長を支援
- 労働者が育児休業を取得しやすくする
育児休業給付金制度の推奨される利用方法
- 子どもの成長への貢献
- 家庭と仕事の両立がしやすくなる
- ストレス軽減とメンタルヘルスの維持につながる
国の制度であり、各人が支払っている雇用保険が財源なので、復帰意思があるのであれば、利用しても「ずるい」と言われる理由のない制度になります。
復帰するつもりなく育児休業給付金だけ受給して退職してしまうなどはもちろん、「ずるい」「迷惑」と非難されます。
そんな一部の人の行動によって、復帰意思のある人にも「ずるい」「迷惑」といった目が向けられることは避けたいですね。
育児休業給付金はずるい?迷惑と言われる理由や現状をSNSの声からまとめ
「育児休業給付金はずるい?」という疑問を持つ人々がいますが、その背景には様々な意見や体験談が存在します。
制度を利用することに対して否定的な意見を持つ人もいれば、制度の存在を正当化する声も多く見られます。
一部の人々は、長期の休業が職場の他のメンバーや会社に迷惑をかけると感じています。
また、育児休業給付金を「もらい逃げ」として退職する人々に対する批判も存在します。
しかし、多くの人々は、育児休業給付金は国の制度であり、雇用保険が財源であるため、復帰意思がある限り「ずるい」とは言えないとの立場を取っていますね。
復帰後の働き方や育休の取得方法についても、多くの意見や議論が交わされていることがわかりました。
新型コロナウイルスの影響以降リモートワークが推奨され、働き方や評価の仕方が多様化してきていますので、上手に制度と付き合っていくことができればいいですね。
明日自分が同じ立場になるかも、と思い言葉には気を付けたいものですね。